土曜午後の日差し

怠惰な生活。美味しいもの、美しいもの。

誰も見てないから

社会人になってから2回目のゴールデンウィーク。やらなければならないことは山ほどあるけれど、どうにも動く気にならないのでずっと書こうと思っていたブログをはじめた。

 

何から書こうか。書こうと思っていたことはたくさんあったのに、いざそのときになると頭の中に浮いていた思いつきの雲は掴めないまま消えてしまう。ふわふわの綿飴はもう何年も食べていないな。

昔食べた光る綿飴

 

とりあえず自己紹介。私はもうすぐで生まれて四半世紀になるしがない会社員。

幼稚園に通っていた頃、親友の母に「○○のお母さんには内緒だよ」と買ってもらってから雪見だいふくが大好き。口内炎の予兆と、お気に入りのグロスを塗った日の追い風が嫌い。苦しいときにもっと自分を苦しめるのが得意。掃除と中身のある話をするのが苦手。休日はショート動画で時間を溶かして、おなかが空いたからではなく、刺激が欲しいから山盛りのラーメンを食べて、全てに飽きたら胃の重たさを感じながらベッドの中で酸欠ごっこをして過ごしている。

 

どうせ誰も見ないだろうから書くけど、私って本当につまらない人間なんだ。

何かに心酔することもなく、抜きん出た才能もなく、心を明け渡すような相手もいない。かといって絶望するでもなく、ただ死ぬのは恐ろしいので生きている。これが悪いことだとは思わないけれど、少し飽きてしまった。

昔からよく間違う。つまらない世界からの脱却を試みて、英語なんてろくに喋れないくせに海外へ行った。センター試験前日に眉毛を全部剃った。面接で「高校生のときに頑張ったことは?」という質問に元気よく「何もありません!」と答えた。

 

怠惰で横着な私は、ちょっとしたことで人生ががらっと変わるその瞬間をずっと夢見ている。努力なんて辛くて怠いし、そもそも夢とか目標とかないし、手っ取り早く”何者かになりたい”っていう欲望を満たして欲しい。脳に電極を刺せよ。早く気持ちよくしてくれよ。

 

なんでも良いんだ。有名になるとか金持ちになるとかじゃなくていい。たった1人君だけが私の選ぶ道を面白がってくれるとか、その轍を私自身が愛してあげられるとかさ。

別に良い方向へ変わらなくたっていい。どうしようもなく破滅してみたいような気もする。そんな気概はないくせにね。

 

多分このつまらない人生を何とかするには、人や物事への誠実さが必要なんだと思う。私には誠実さがものすごく遠くに感じる。

 

そういう訳でここ数年、手っ取り早く幸せになるために甘いものを大量にかっ食らったり、被害妄想を膨らませて枕を濡らしたりしていたら、バランスを崩してしまった。気持ち悪くなっても食べるのがやめられない。人と関わるほど自分の中身のなさに嫌気がさす。短絡的な快楽を求めて余計なことを喋りすぎる。

 

そろそろ生活を立て直したい。どうせ誰も見てないけど、誰も見てないから、私だけはちゃんと私自身を見つめて生きようかな。